肥前鹿島干潟に住む生き物たち Nature in four seasons in Hizen-kashima
チュウシャクシギWhimbrel
下に曲がったくちばしで主にカニを採って食べます。
春の渡りの時期に最も多く飛来します。
チュウシャクシギの群れFlock of Whimbrel
4月の終わりから5月の中ごろにかけて1000羽以上が飛来することもあります。
ズグロカモメSaunders's Gull
春にはその名の通り頭が黒くなったズグロカモメを見ることができます。
この姿になるとほどなく繁殖地の中国へ帰っていきます。
ミサゴOsprey
タカの仲間で、食べ物はほぼ100%魚です。
飛びながら魚を探し、足から勢いよく飛び込んで捕まえます。
ムツゴロウGreat blue-spotted mudskipper
日本では有明海と八代海の一部にのみ生息するハゼ科の魚で、有明海の人気者です。
肥前鹿島干潟ではたくさん見られます。
アオサギGrey heron
大型のサギの仲間で1年中見ることができます。
干潟ではムツゴロウやワラスボを鋭いくちばしで突き刺して捕まえる姿が見られます。
ヤマトオサガニIntertidal mud crab
肥前鹿島干潟で一番たくさん見られるカニです。
暖かい日はよく背中を太陽に向けて甲羅干しをしています。
トビハゼMudskipper
ムツゴロウより小型のハゼの仲間です。
よくムツゴロウと間違えられます。
水が苦手で潮が満ちてくると水がかからないところへ急いで避難します。
クロツラヘラサギBlack-faced Spoonbill
黒くてヘラの形をしたくちばしが特徴です。
首を振りながら餌をとる姿はとてもユニークです。
ハマシギDunlin
日本で見られるシギの中で最も多いシギで群れで飛ぶ姿は壮観です。
春になるとお腹の部分が黒くなります。
ツクシガモCommon shelduck
日本では有明海北部に多く飛来しますが他の地域ではまれな冬鳥です。